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空海の企て 密教儀礼と国のかたち (角川選書)
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| 商品カテゴリ: | 人文,思想,学習,考え方
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| セールスランク: | 2540 位
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| 参考価格: | ¥ 1,575 (消費税込)
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空海不在(?)の空海論(?)
ダビンチコードから始まり、昭和天皇、美智子妃、雅子妃、女系天皇後継問題と延々と脱線が続く。はては空海は平安の小泉信三だったとか…? 皇位継承問題で参考人に呼ばれた、というオマケつきこぼれ話も。60頁にもなって、主題が拡散した、ここらで気を引き締めよう、などとのたもう。ウェブ連載を纏めて本にしたものだが、連載中はいいたい放題であっても、出版にあたって、すこしは整理をするくらいの、読者に対する誠意が欲しい。
連載の各回を集めているためか、とにかく繰り返しが多い。書いた本人が書いていたことを忘れてまた書いている感じ。とくに後半にそれがはなはだしいく、ドタバタと収束をつけようとしてまとまりを欠く。
中身については、天皇との関係を言いたいのだろうが、隔靴掻痒、迂回するばかり。実証性が気になったのか、最後のほうでは文献名が続出。この本の価値としてはおそらく、この1点だろう。それでかろうじて★2つ。
ダビンチコードにはじまり、密教コード、空海コード…と、キャッチコピー満載だが、すべて雲散霧消。歌舞伎俳優が舞台の上から観客のいない客席に向かって、一人、大見えを切っている感じ。ご自由に、と言うしかない。もっとも、これがいいという読者もいるだろうが。
本を買う前にはかならず、目次を確認しましょう。これ、鉄則ですよね。痛く反省しております…
角川学芸出版
空海をめぐる人物日本密教史 弘法大師 伝承と史実―絵伝を読み解く 白川静 漢字の世界観 (平凡社新書) 反密教学 『空海の風景』を旅する (中公文庫)
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