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ちゃー子 下―中国革命戦をくぐり抜けた日本人少女 文春文庫 え 8-2
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 232962 位
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「解放区」の主役たちへの複雑な思い
延吉の日本人「解放区」にたどり着いた作者は多くの日本人に助けられ命を長らえる
その中で共産党に迎合する日本人に目をつけられ悪印象が残るのであるが
後に関係者に会うことでそれが生き延びるすべだったことがわかる
そして未だ活気にわく天津に渡り新しい人生を始めようとするが・・・
にしても延吉の日本人「解放区」でのリーダーたちの行動力はすごい
捕虜収容所に残されていた重病の兵士を救うために商売を始めたりするわけである
もし限界状態になったときに状況に外面上はおもねりつつも
周りの人を救うための行動に身を投じられるだろうか
ていうか古本はある程度手に入るようだけど絶版になってるのはいいのか
せっかく著者の新作がネット上で大人気になっている訳なので
その著者のルーツをたどるすごい本があるということをもっとみんなに知ってほしい
著者の歴史を観る眼は不条理さえも条理に化す
チャーズから解放区へと脱出した著者家族らは、吉林を経て延吉で製薬工場をおこし落ち着きます。著者は、長春でかかった「全身結核中毒症」をストマイで奇跡的に克服しますが、工場経営者故に告発されたり、苦難も次々と続きます。著者には「延吉が好きでない」という時期がありましたが、後に、自分は延吉によって救われ育てられたのだと気付きます。その後、移り住んだ天津では延吉とは違う明るさに驚く一方、革命の中で懸命に生き成長して行きます。そして、日本への帰国の途に付く・・・。上下巻を通じ、著者のこの時期の歴史と自分のおかれた境遇とへの対処の仕方は、自覚から自立への過程と読みとれます。地獄絵に対しても事実をしっかりと見据え、自虐とも自滅とも縁がありません。長春に関しても、国民党側に関しても八路軍に関しても、事実を直視し自らの自覚に達せしめます。長春に限らず延吉、天津、その後の日本での対処も含めて、いわば、「不条理(著者が最初の手記に使った用語)さえ条理に化す」方法論は、著者が、物理学者であるということと関係あるだろうと思われます。
文藝春秋
中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす (NB online books) あの戦争から遠く離れて―私につながる歴史をたどる旅 Microsoft Flight Simulator X
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